相続税の計算

まず各人の課税価格を算出します。

計算式
課税価格＝相続財産の価格－非課税財産(寄付した財産・仏壇など)－債務・葬儀費用
＋生前贈与・みなし財産

ステップ1で求めた各人の課税価格を合計した後に、基礎控除を差し引いて、課税される遺産の総額を求めます。この時点で計算がマイナスになる場合は、相続税の対象ではありません。

計算式
遺産課税総額＝課税価格の合計－基礎控除額

上記で求めた課税遺産総額は、法定相続人が法定相続分の通りに遺産を取得したと仮定して、各人の相続財産を出します。そして、各人の相続財産の相続税を、相続税速算表を使って計算したものを合計して、
遺産の相続税の総額を出します。この相続税額を、各人の実際に取得した相続財産の比率で分配します。

計算式
各人が負担する相続税額＝相続税総額×課税価格÷遺産総額

最後に各相続人によって2割加算や税額控除(6種類)などで調整して実際の納付すべき税額を算出します。

全体の流れは以下の表をご覧下さい。